ここまでA.独立の印、B.契約の印、C.結びの印を製作してきました。ここでは最終段階の印である、D.焼き留めの印を解説しカードを製作していきます。ここまでを復習したいかたは以下のリンクからどうぞ
D.焼き留めの印
焼き留めとは一体なんなのでしょうか?こちらに解説をのせましたので一緒に参照してください。
焼き留めとは紐を焼いて潰して封をしたものです。紐の処理の最終段階でよく使われる技術です。
意味合いとしては、意図を止める、火のエレメント、決定事項、判を押す(サイン)、終わり、解決、エネルギーの点、またはその痕跡、封印を表します。

焼き留めの印は直接カードに印を打っていきますので同時にカードを製作する準備をしてください。
こちらのリンクを参照くださいね。→オラクルノットカードの作り方
1.ワックスコード又は赤い紐で焼き留めの印以外の結び目を作っておきます。

2.カードに穴を開けます。

3.それぞれの穴に紐を通し焼き留めします。余分な紐をカットして焼き留めます。赤い紐はセロテープなどで留めておいてください


4.ここから、炎を使った術「焼き留めの印」を作っていきます。結びの部分に意図を設定するように、焼いて封をするときに意図を設定してください。
それでは、穴に紐を通して、5mmほど表面に出るようにしてください。この時キャンドルの芯のように垂直に紐を立てます。

5.万が一燃えてしまった場合ように濡らしたタオルや水などを用意し、炎は一番小さく設定してください。
紐に炎を近づけていきます。その時の紐の角度に対する炎の角度は下の画像を参考にしてください。
炎の角度とワックスコードの角度はできるだけ90度に近くなるように初めのポジションを構えます。ライターの火で指が熱いと感じる場合はライターを持つ手の角度が違っています。又、カードの位置が違っているとカードに火が写って焦げたり燃えたりする原因となりますので気おつけましょう。

6.ここで2秒ほどカードを40から50ど度傾けます)それと同時にライターを40から50ど度傾けワックスコードの先端に炎を近づけていきます。(それぞれの傾け方は下図参照)
炎の紐と接触する部分は根元からすぐの青い部分です。炎の先端を使わないようにしましょう。ワックスコードが溶け始めますので1秒ほどで素早く炎を遠ざけてください。このように溶けたら、炎を遠ざける→再び近づけ溶かすを繰り返し、ワックスコードの玉を作っていきます。
(もし、キャンドルのようにワックスコードに炎が移ってしまった場合は息で吹き消します。)

点火、もしくはワックスコードを溶かす時のライターとカードの角度
燃やす時 初めのポジション
燃やす時 初めのポジション
慣れてくると、炎をワックスコードの芯に移して焼き留め処理ができるようになります。このように点火し、紙に燃え移る前に息で炎を吹き消し玉になった部分を潰して封します。(初めのうちは、やけどするといけないので指で潰さないでください。火を消してからペンの後方やキャップ、ライターの側面などを使い潰しましょう。)

7.ワックスコードを溶かし(燃やし)ダマ(溶けた玉)を作りました。これを素早く(2秒以内に)ペンのキャップやライターのへりで潰します。(熱いうちに潰さないと硬くなってしまいますので、固まった場合は一度ダマの部分をライターで炙ってから再び潰してください。



8.完成です。
