オラクルノットを使った魔法の杖制作「灯心」

本日制作するのは、オラクルノットの技法を使っての魔法の杖。レポートというよりも個人的なノートとして制作の気付きやカードの配置を綴っていきます。

2025年6月13日ごろから続いている、朱の印シリーズの制作これは一部が寄付となるプロジェクトとして開始されました。

この杖の大きなテーマは「文化と伝統を守る」です。

古い形をそのまま閉じ込めることではなく、
その奥にある祈り、手仕事、まなざし、心の灯を、今を生きる人の手で未来へ渡していくこと。

この杖は、文化や伝統を守るための杖であり、同時に、自分の内側の灯を守り、人々の心に静かな光をともすための伝える人のための杖。

そんな願いを形にしていきたいと思います。

初めにオラクルノットとカードで制作の設計図を導き出していきます。

まずは1枚目

11、目の印
「目の印」は “ものの見方” と “洞察” を象徴しています。

文化とは、目に見える形だけではなく、受け取る人の“まなざし”によって守られ、受け継がれていくものです。

このカードはこう語りかけています:

「見えないものを見ようとするまなざしが、文化の灯を消さない。」

文化や伝統を守るとき、私たちはつい形や技法に目を奪われがちですが、

本当に大切なのは、そこに込められた「意図」や「物語」を見抜く洞察力です。

・一人ひとりが自分の目で文化を見つめ、解釈し、語り継いでいく

・思い込みや固定観念のフィルターを一度外し、本来の姿を見る

・“今ここ”にある伝統を、未来へ渡す視点を持つ

この「まなざし」こそが、文化と伝統を守る杖の魔法の源です。

キーワード:洞察/視点/意識のフィルター

みなさんはこのカードからどんなふうに感じますか?

次に目の印を入れた大きな形でシンボルを作っていきましょう。




結構たくさんカードを引いてしまったので大きな装飾になりそうです。

伝統とは、人々のために灯をともすことができるもの。昔の意識と、現代の意識が重なる一つのイベントや物質、有様のようなそんな次元を超えたもの。

第一のテーマ


なので伝える人のエネルギーの形を一つの装飾に設定してみました。
自分の中の魔を払い、精進し、人々のために灯をともす

そんな意図で引いたカードがこの配置です。

制作の手掛かり

平面状の形になると思いきや、ものすごく立定的なモチーフになりました。鱗の印が折りたたむのカードとむすびつきまるで蕾のような丸い立体的な形に。中に鈴を入れたら美しい音色がなる装飾になりました。距離感覚を開けるのカードのシンボルもそれぞれの鈴にあしらいました。



共鳴の印が現れたのでここは始まりの印に展開させて、日本の鉱石をはめ込んだカボションを入れることに。

第2のテーマ

人の中にある小さな光を信じ、それを見つけ、そっと灯す心



誰かの中にある光は、いつも大きく輝いているとは限りません。
ときには、迷いや不安、疲れ、過去の記憶の奥に隠れてしまっていることもあります。
けれど、その人の中には必ず、まだ消えていない小さな光があります。
それを無理に引き出すのではなく、
急がせるのでもなく、

伝統や文化の中に「ここにあるよ」とそっと見つけて、教えていく
静かに灯していく。


このテーマには、そんな祈りのような心を込めています。
伝統や文化には、それぞれの美しさがあります。
ある文化では祈りとして結び、
ある文化では模様として残し、
ある文化では物語として語り継いできました。

形は違っても、その奥にあるものは同じなのかもしれません。
人が人の中に光を見つけること。
そして、その光がもう一度、自分自身を照らしはじめること。
Oracle Knotでは、カードに現れた紋様をただ読むだけではなく、
そこから受け取ったものを、結びの中に写し取っていきます。

これは展開図



今回の結びは、
「人の中の光を見つけ、灯していく」ための結び。
誰かを変えるためではなく、
その人の中にすでにある光を信じるための結びです。

この印は最初に作ったテーマの印に重ねるように付け加えました。



第3のテーマ

灯された光を、未来へ渡す

文化や伝統は、ひとりの手の中だけに留まるものではありません。
誰かが受け取り、見つめ、結び直し、また次の誰かへ渡していくことで、静かに生き続けていきます。

それは、古い形をそのまま保存することではなく、
そこに宿っていた祈りや手仕事、まなざし、心の灯を、今の時代を生きる人の手で、もう一度息づかせること。

この杖の3つ目のテーマは、
「受け継ぐこと」そして「渡していくこと」 です。

人の中に灯された小さな光は、やがて誰かの言葉になり、手仕事になり、物語になり、次の時代へと渡っていきます。

伝統とは、過去に戻るためのものではなく、
未来へ向かう人の足元を照らす、小さな灯なのかもしれません。

この結びには、
受け取ったものを自分の中で終わらせず、
次の誰かへ、次の世代へ、次の場所へと手渡していく祈りを込めます。

この杖は、文化と伝統の灯を未来へ渡すための杖。
そして、伝える人の中にある祈りが、次の誰かの心にそっと届くための杖です。



さてこれらを実際に杖のベースに乗せてみました。
軸は朴木の漆仕立て。先端は栃木県の大きなアメジスト、出雲のアゲート、精麻と山梨の水晶、などなど。

オレンジの石は茨城県アゲート

まる玉は新潟県佐渡ヶ島の赤白玉ジャスパー





そして全体的に「ねじる」の動きを編み込とこんな杖になりました



この杖は、文化と伝統の灯を未来へ渡すための杖。
そして、伝える人の中にある祈りが、次の誰かの心にそっと届くための杖です。

完成した魔法の杖はこちら

人を助ける「本物の力」を宿した
魔法の杖を作りたい

「誰かを幸せにし、誰かを助ける力を持った魔法の杖があったら――」

私は本気で、その夢を形にしたいと願ってきました。
どうすれば“人のためになる杖”になるのか。
どうすれば“魔法の力”を一本の杖に込められるのか。
そして、一人ではなく、みんなの力で杖を作ることはできないのか。
その答えが、このプロジェクトです。

魔法の杖プロジェクト

オラクルノットⓇ マクラメ講座のお知らせ

ABOUTこの記事をかいた人

マクラメによる作品を長年製作してきました。開催したワークショップや作品の制作中に得た気づきなどをオラクルノット(Oracle knot)にまとめました。