マクラメの暗号・光の秩序 魔法の杖作りノート

魔法の杖の作り方編み目の配置図

第一テーマ「取り外すべき概念の浄化」

本日は、オラクルノットの技法を使って、魔法の杖を制作していきます。レポートというよりも個人的なノートとして制作の気付きやカードの配置を綴っていきます。

今回の魔法の杖の第一テーマは、
**「取り外すべき概念の浄化」**です。

このテーマが出てきたとき、まず浮かんだのは、
「自分の中にまだ残っている思い込みは何だろう?」
という問いでした。

いろいろな経験をして、考えて、対応してきたはずなのに、
どこか腑に落ちないこと。
同じような悩みの場所に、また戻ってきてしまうこと。

そういうものの奥を見ていくと、
もしかしたらそこには、古い思い込みや、
いつの間にか自分の中に入り込んだ概念があるのかもしれません。

「これは当然」
「こうするしかない」
「こうあるべき」

そんなふうに思っていたことの中に、
実は自分にとってはもう自然ではない流れが
混ざっていることもあるのだと思います。

今回の制作では、
その“最後に残っている何か”を静かに見つめ、
必要であれば取り外していくような意図を込めて、
編み目を選び、形にしていきました。

変化は、やっぱり少し怖いものです。

みんなが進んでいる方向と違う方へ向かうように感じたり、
これまで信じてきたものを手放すことに、
不安を感じることもあります。

けれど、その概念をひとつ取り外したとき、
今まで詰まっていた流れが、
魔法のようにすっと動き出すこともあるのかもしれません。

そんな感覚を頼りに、
今回は少し勇気のいる、
けれどとても大切な印を表現してみました。


ランダムに引いたカードの中には、
**「反転させる」**というカードがありました。

今、自分が当たり前だと思っていることを、
一度だけ反対側から見てみる。

仕事の反対は何だろう。
執着の反対は何だろう。
病気の反対は何だろう。

そして、そのルールは、
いったい誰が決めたものなのだろう。

そんな問いを持ちながら、
今日の制作を進めていきます。

マクラメカード配置

カードのすべてを組み合わせた印が、
今回の中央のモチーフになっていきます。

ぜひ、みなさんも同じテーマでカードを引いてみてください。
どんなカードが出てくるでしょうか。

今回の杖の装飾は、
古い概念を責めたり、否定したりするためのものではありません。

むしろ、
もう必要のなくなったものを、
静かにほどいていくための装飾として表現してみました。

中央に使用している石は、
モロッコ産のコバルトカルサイトです。

やわらかなピンク色の中に、
少し深い強さを感じる石で、
今回の「取り外すべき概念の浄化」というテーマにとても合っているように感じました。

そして、制作は次の装飾へと続いていきます。

次のテーマは、
「この概念を取り払った先の環境を整える」
です。

第一のテーマで、
もう必要ではなくなった概念を静かにほどいていく。

そうすると、見えてくる世界も少しずつ変わっていきます。

今までの考え方や環境のままでは、
うまく流れないものも出てくるかもしれません。

だからこそ次に必要なのは、
新しい自分に合った環境を整えていくこと。

どんな場所で、
どんな人と、
どんな感覚で、
これからの自分を育てていくのか。

第二のテーマは、「環境を整える」

このテーマで引いたカードは、こちらです。新しい自分が自然に育つための場所・人・流れ・空気を整えていく。そんな意図を持ってカードの配置から形を作りました。

古いタロットカードが描かれた画像。カードはダークなデザインで、文字やシンボルが含まれている。背景には古文書のような素材が使われている。

実際に形にしてみました。さっきも出てきた「接点を止める」というカードがまた出ていますね。


環境を整えるというカードの配置 と形



これを組み合わせて魔法の杖の装飾にしていきます。



第3のテーマ 本当に大切なもの

変化のあとに残る、削ぎ落とされても消えない中心。
自分が本当に守りたいもの、愛したいもの、向かいたいものを見つめるための印。

これはここに直接向かうための印です。

”本当に大切なこと”皆さんはなんですか?

第4のテーマ 新しい流れと結び直す

本当に大切なものが見えたあと、必要なご縁・道・時間・場所と結び直していく。
ここは「再接続」のテーマです。形もなんだか再接続のような形になりました。

新しい流れと結び直す
必要な道と再接続する
未来の流れを受け入れる
自分に合うご縁とつながる

第5のテーマ 光の構造を起動する

古い概念を取り外し、
その先の環境を整え、
本当に大切なものを見つめ、
新しい流れと結び直す。

そのすべてが整ったとき、
この杖の中に編み込まれた石と結び目は、
ひとつの光の構造として静かに起動していきます。そのスイッチになるような出来事、メッセージを起動装置とし、これはあなたの中の光の構造が起動するための印

私たちの中には、まだ十分に使われていない力や、
忘れかけていた願い、
本当は大切にしたかった思いが眠っていることがあります。

けれど日々の忙しさや、過去の経験、周りに合わせることの中で、
いつの間にか自分の本音が見えにくくなってしまうことがあります。

「本当はどうしたいのか」
「何を大切にして生きたいのか」
「どんな自分に戻りたいのか」

その問いにもう一度向き合うためには、
まず、古くなった考え方を少しずつ手放すこと。
そして、新しい自分が育つための環境を整えること。
さらに、本当に大切なものを見つめ直し、
これからの流れと結び直していくことが必要です。

そのすべてが整ったとき、
心の奥に眠っていたものが、静かに動き出します。

それは、突然すべてが変わるような大きな出来事ではないかもしれません。
けれど、ある言葉、ある出会い、ある気づき、ある小さな選択が、
自分の内側にある光の構造を起動させる“スイッチ”になることがあります。

この杖は、そんな目覚めのきっかけとなる印として制作しました。


自分の内側にある新しい秩序と光の流れを、
静かに思い出し、起動するためのクリスタル・ライトシステム(魔法の杖)として一本の杖が完成しました。

 光の秩序の杖

内なる光の流れを起動するクリスタル・ライトシステム 光の秩序を世界へ放つ

内側で起動した光の構造は、ただ自分の中に留まるものではありません。
それはやがて、言葉となり、作品となり、選択となり、現実の流れの中へ静かに放たれていきます。

起動した光の構造を、焦りや恐れの中から放つのではなく、
一度すべての反射的な動きを止め沈黙
そして自分の中心から選び直した新しい世界へ、静かに移行していくこと。

その世界では、時間も、人間関係も、仕事も、制作も、
互いに奪い合うものではなく、
ひとつの光の秩序の中で、それぞれの場所を取り戻していく。

追われたら、止まる。
止まったら、選ぶ。
選んだものだけ、光の中で動かす。

私たちは、毎日の中で、私たちはたくさんのことに追われています。

仕事のこと。
家族のこと。
お金のこと。
人間関係のこと。
やらなければならないこと。
本当はやりたいけれど、後回しにしていること。

気がつくと、自分の気持ちよりも、誰かの予定や、目の前の問題を優先してしまう。
本当に大切にしたいものがあるのに、忙しさの中で見えなくなってしまう。

「ちゃんとしなければ」
「早く何とかしなければ」
「もっと頑張らなければ」

そんな思いに追われているうちに、心の中の静かな光が、少しずつ奥へ隠れてしまうことがあります。

杖のテーマ「光の秩序を世界へ放つ」とは、
その内側の光を、もう一度日常の中へ戻していくことです。

それは、大きなことを成し遂げることではありません。
すべてを完璧に整えることでもありません。

まずは、自分にとって本当に大切なものを思い出すこと。
そして、それを日々の選択や言葉、行動の中に少しずつ反映させていくこと。

たとえば、
大切な人の話を少しだけ丁寧に聞くこと。
自分のための静かな時間を取り戻すこと。
焦りではなく、落ち着いた気持ちでひとつ選ぶこと。
心が乱れたときに、一度立ち止まること。
本当に必要なものと、もう手放してよいものを見分けること。

内側で整った光は、やがて外側へ流れ出していきます。

それは、言葉となり、
作品となり、
選択となり、
人との関わり方となり、
暮らしの流れとなって、
現実の中へ静かに放たれていきます。

光の秩序とは、
自分を犠牲にして何かを整えることではなく、
自分の中心を取り戻したうえで、
大切なものを本来の場所へ戻していくこと。

この杖の最後の印は、忙しさや不安の中で見失いかけた自分の光を思い出し、
それを日々の暮らしや選択の中へ、やさしく放っていくための象徴として制作しています。

光の秩序の杖として

こうして五つのテーマをたどりながら、一本の魔法の杖が少しずつ形になっていきました。

古い概念をほどくこと。
その先の環境を整えること。
本当に大切なものを見つめること。
新しい流れと結び直すこと。
そして、内側に眠っていた光の構造を起動すること。

最初は、カードから受け取った小さな印でした。
けれど、それをひとつずつ編み目に置き換え、石と結び合わせていくうちに、
この杖全体がひとつの流れを持ちはじめたように感じました。

オラクルノットのマクラメ技法は異なる形状や性質のものを統合し調和させます。

中央の石は、ハートの中心にある大切な核のように。
両極の水晶は、光を受け取り、響かせ、広げていくアンテナのように。
そしてマクラメの編み目は、それらをつなぐ光のコードのように。

今回の制作を通して感じたのは、
変化とは、何かを無理に変えることではなく、
本来の場所からずれてしまったものを、静かに整え直していくことなのかもしれない、ということでした。

自分を縛っていた考え方をほどき、
必要な環境を整え、
本当に大切なものを思い出し、
新しい流れと結び直していく。

その先で、内側の光は少しずつ形を取り戻し、
やがて言葉や選択、作品や日々の暮らしの中へ、静かに放たれていくのだと思います。

この杖は、
自分の内側にある新しい秩序と光の流れを、
静かに思い出し、起動するための
クリスタル・ライトシステムとしての魔法の杖です。

そして私はこの杖を、
「光の秩序の杖」
と名づけることにしました。

手に取る方の内側にも、
その人だけの光の流れが静かに戻っていきますように。

必要なものは残り、
もう役目を終えたものはやさしくほどけ、
本当に大切なものが、本来の場所へ戻っていきますように。

異なる性質のエネルギーが調和され統合されますように。

オラクルノットⓇ マクラメ講座のお知らせ

ABOUTこの記事をかいた人

マクラメによる作品を長年製作してきました。開催したワークショップや作品の制作中に得た気づきなどをオラクルノット(Oracle knot)にまとめました。