たくさんある、マクラメコード、糸、蝋引き紐、ワックスコードのメーカーのおすすめ
マクラメを始めたいけれど一体どんな紐を使ったら良いかわからない。そんな初心者の方へマクラメの糸(紐)についてマクラメ歴10年以上の私がおすすめする初心者でも扱いやすいメーカーをご紹介いたします。
その1.アクセサリー製作用に適しているワックスコード
まずはマクラメアクセサリーを製作するにあたってごく一般的に使用されているものにワックスコード(蝋引き紐、ロウビキ紐)と呼ばれるものがあります。

これはナイロンやポリエステル製の紐にワックスが塗布されている(蝋引きされている)のが特徴で、レザー製品を縫ったりするときに使われるほど丈夫です。
出来上がりが綺麗に仕上がる紐や糸は?
焼き止めの技法を使って初めてペンダントやアクセサリーを製作する場合は紐が焦げるのを防ぐためにも綿や絹、革などの素材にワックス処理が施されているものよりも、熱によって紐がきちんと溶けてくれるナイロンやポリエステルが焼き止めする上で扱いやすいです。いくつか製作して見て、慣れてきたら様々な素材の紐に挑戦して見ましょう。
おすすめはブラジルのLINHASITA社のワックスコード
メーカーによってワックスの分量が違うのでワックスのベタツキ感が様々ですが、例えば、アクセサリー製作をするならそんなにベタベタ感もなく、比較的手に入りやすく、扱いやすい、カラーも豊富な、ブラジルのLINHASITA社のものが一般的です。
ポリエステル性で焼き留め(紐を火で溶かして止めるマクラメ加工)ができます。

2本の糸がツイトされて一本になっているので、これを解いて細かい部分の編みや縫う加工が可能です。


またワックスも適度についていてそんなにベタつくことなく比較的しっかりと編み込んだり焼きどめすることができます。
マクラメでアクセサリーなどを製作する場合、マクラメコード選びに迷ったらとりあえずこれにしておけば間違いなさそうですね。
価格や紐の色、他のメーカーさんなど、いろいろ調べて見たい場合はワックスコード、ロウビキ紐、蝋引き紐、マクラメコードなどで検索してみると販売しているサイトがたくさん出てきますのでご自分の好みにあったお気に入りのものを探して見てください。

メイド イン タイ(メーカー様々)

次に、私が10年以上愛用しているワックスコードをご紹介します。タイ産のものでメーカーは様々です。(タイ文字表記なので読めません。)ワックスの量は多いです。使用前にヘラなど紐のでワックスをこそぎ取ってから使用ています。それでも編んでいるうちに余分なワックスが剥がれ白くなるのでそれを針などで取り除くか、完成後ライターの火などで炙って余分な蝋をとかす作業が必要です。
また焼き留めが可能です。ダマを作って溶けて紐が固まる前に潰したりして形成する必要があります。火を消した後、熱が冷める3秒以内に形を整えます。

多少、扱いにくいかもしれませんが、LINHASTA社のものと比べるとさらにカッチリと編むことができます。立体的なマクラメや重みのある石や原石などの装飾の時に使用すると良いでしょう。色も何種類かあります。紐は一本で解けません。以前は1番.2番.3番と紐の太さが3タイプくらいありましたので作品の部分によって使い分けていました。
少しお分けできますのでご希望の方はどうぞ

ただ入手が困難です。同じメーカーのものがなかったので、似たようなメーカーのものを探して見ました。これが一番近そうですね。
その2.マクラメタペストリーやハンギング用のコットン紐
マクラメハンギング、タペストリー(壁掛け)や瓶包み、マクラメプラントハンギング、大きなインテリア装飾に適しています。
その3.ヘンプ紐、リネン、毛糸、シルク紐など。
ヘンプはナチュラルな素材同士を組み合わせてつくるアクセサリーに向いています。もしきつく編みにくい場合はビーワックスなどを紐に塗布し編むことも可能です。(ただし焼き留めは焦げてしまうためできません)
その他の、リネンやシルク、毛糸なども使用することが可能ですが、例えば石を編み込んだペンダントなどは、石枠をワックスコードできっちりと編み、外側の部分をその他の紐で装飾してあげると良いかもしれません。
練習用に初めて買うならどれくらい?
初めてアクセサリーを製作してみるとかの場合なら30mほどあれば充分に練習も失敗もできるかと思います。1ロールの紐が使い終わる頃にはあなたはもうマクラメ中級者です。そうなったら様々な種類の紐を試してみて自分との相性を比べるのも良いかもしれませんね。