5.統合の印(紐を一本の軸にまとめる)横巻き結び(左→右)


統合の印(トウゴウノイン)について

統合の印のキーワードは、様々な方向から拾い集めて一本の軸にまとめ上げることです。

マクラメを編んでいくといたるところから、軸の延長である紐が現れて来ます。これをうまくまとめていくことでよりしっかりとそしてすっきりとした作品に整います。この印は様々な事柄や考え方、いろいろな方向からやって来る知識や情報を一つの軸に統合していく印です。

この印が発展すると、17.変容の印、27.道の印へと展開していきます。編み術の最終段階で、別々のパーツ同士を繋げたり、作品を閉じていく際にもよく使われるスキルなのでここで基礎を学んでおきましょう。

一本の軸にまとめた後に下半分の紐をカットし焼き留めすることも可能です。作品製作時の紐の処理に使うことも可能なスキルとなります。

マクラメ編み基礎  動画 横巻き結び

横巻き編み動画

準備するもの

  • ライター(焼き留めに使います)出来ない場合はセロテープ
  • コルクボード&ピン
  • ワックスコード(蝋引き紐)
  • 厚紙 厚手の画用紙か和紙
  • 定規
  • ハサミ
  • ボンドまたはのり

目的

マクラメ初心者のための紐を統合していく技術練習基礎編。紐を集めて一本の軸を作っていきます。

自分の意図を確約したタリスマンカードを制作する。

紐の配置設定

初めの設定

1.1本の紐を横に並べピン(セロテープ)などで留めて固定します。巻きつけていく6本の同じ長さの紐を用意してください。

2.横軸の背面に来るように緑の紐をクロスに配置してください。

3.Bの紐の下の端を上方向に運びます。この時Bの紐がAの紐の前面へ来るようにしてください。

4.Bの紐をAの紐に巻きつけます。この時Aの紐の背面を通るようにします。

5.一巻きしました。紐を引いて締めます。

6.もう一度巻いていきます。Aの紐の上にBの紐が重なるようにしてアーチを作ります。

7.Bの紐の先端をAの紐の背面を通って巻きつけます。

8.紐を締めます。

9.これで一目完成しました。

10.少し左手の方にずらしておいてください。

11.新しい紐を用意してこの工程を繰り返します。(1から9の工程)

12.完成したらスライドさせて目を並べておきましょう。

13.このように全部で6本の紐を編んでみてください。

カードの作り方

ここからはカードの製作となりますので初めにこちらのリンクを参照くださいね。→オラクルノットカードの作り方

1.調度中心部分に赤い紐で結び目をつけます。

2.カードに穴を開けます。

3.それぞれの穴に紐を通し焼き留めします。

表面

4.余分な紐をカットして焼き留め仕留めます。赤い紐はセロテープなどで留めておいてください

裏面

5.完成です。

オラクルノットⓇ マクラメ講座のお知らせ

ABOUTこの記事をかいた人

マクラメによる作品を長年製作してきました。開催したワークショップや作品の制作中に得た気づきなどをオラクルノット(Oracle knot)にまとめました。