石包みマクラメペンダントの作り方1フレーム編みパターン 

マクラメで石包みペンダントを作りたい!そういうきっかけでマクラメを始められる方も多いのではないでしょうか?

初心者と中級者の境目のスキルとも言えるこのフレーム編み。これが編めるようにうなるとそこに石をはめ込んでペンダントとして身につけることができるようになります。ここではフレーム編み(枠編み)の種類や使われ方、そして編み方を解説していきます。

フレーム編み(枠編み)の種類と使用例

枠編み・フレーム編みといっても様々なタイプがあります。石の形状や特性に合わせて編み方を選択します。

枠編み3パターン

パターン1 平たい小さなタイプの石を包むのに適した枠編

平たくて小さな石に適した石包フレーム編み

この石包みの編み方は、ワンポイントでマクラメの装飾に一緒に編み込みたい小さな平たい石(カボション)に適しています。枠の部分に隙間がないので石が外れないように接着剤などを使って補強することも可能です。小さな石は、枠編みで被さり石の表面が覆われがちですが、細い紐(糸)を使えば枠の部分をさらに薄くすることができ、石の表面をより大きく見せることができます。

編み方の難易度 ★★

パターン2 石の面積を大きく見せることができる石包み用枠編み

目の詰まった石包みフレーム編み
目の詰まった石包みフレーム 石の表面を邪魔しない枠編み

比較的大きなカボションでもしっかりと石包みできるフレームの編み方です。フラットなカボションに適しています。石の表面に枠の部分があまり被さらないので、石を大きく見せることができます。3つのフレーム編みパターンの中で慣れてくると一番早く編むことができる編み方です。

難易度 ★★★

パターン3 外れにくく厚みのある石包にも対応した枠編み

枠編みタイプ 大きな石 ふくらみのあるカボション
枠編みタイプ3 石留めロックを施した厚みのある石

厚みのあるカボションや大きなカボションに適した石包みの編み方です。しっかりと石をロックすることができるので安定性があります。この編み方を使うと水晶玉なんかの球体も編むことが可能です。

難易度 ★★★★

石包みマクラメペンダントの制作

それでは3種類の中の今回はパターン1の平たいタイプのカボションに適した石包み枠編み編を解説していきたいと思います。

マクラメペンダント枠編み
枠編みフレームの編み目

マクラメペンダントの作り方(枠編み編)

マクラメペンダントヘッドは主に3つの工程から作られています。

  1. 石の周囲を囲うベルト状の編み目パーツを製作する工程(枠編み編)
  2. 枠編みしたパーツを石の周りに配置し留める工程(石留め・石包み編)
  3. ペンダントの紐を通す穴の作成(バチカン作り編)

そのうちの1番の工程枠編みを解説していきます。

紐の設定、紐の準備と材料

材料

  • 30センチと90センチほどの2本の紐
  • 紐を留めるためのマクラメボードとピン
  • ハサミ
  • 紐が通る大きさの穴がある紐
  • ライター

編み始めの紐の設定

  1. 2本の紐を中央で折り曲げひと結びにします。(後でほどきますので軽く結び止める感じでお願いします)
  2. ピンから結び目までの長さは9センチほどあると良いです。
  3. 輪になっている部分をクリップかピンなどでコルクボードに固定してください。

枠編みフレームの編み方

1.短い紐が外側、長い方の紐が内側に来るように配置してください。



2.左右の短い紐を軸に白い紐(中心にある紐)をそれぞれ左右に巻きつけます。それでは左の紐から巻いていきましょう。それができたら右側も巻いてください。

3.軸を固定しながら白い紐を上の方にスライドさせ詰めます。

4.右の白い紐を左側に倒します。

5.左の白い紐を右下に倒し交差させます。

これで一段目完成です。同じようにこれを繰り返していきます。

6.左の軸紐に巻きつけます


7.右の軸紐に巻きつけます

2段目が完成しました。

8.ここで再び3番の工程のように斜め上に紐をスライドさせて締めていきます。この辺りからできるだけ2本の軸紐(短い方)を平行になるように保ってください。そして4.5.6.7.と工程を繰り返すとこのような形の編み目が出来上がります。

これで枠編みに使用するパーツが完成となります。

完成した枠編み

ここから先は石を留めこんでいく作業になります。次のページでご紹介していきますね。→マクラメ編みペンダントの作り方 石留め

中級者向けのペンダント練習用カボション・ルースをご用意しました。ご興味がある方はご覧くださいね。

→カボション・ルース

オラクルノットⓇ マクラメ講座のお知らせ

ABOUTこの記事をかいた人

マクラメによる作品を長年製作してきました。開催したワークショップや作品の制作中に得た気づきなどをオラクルノット(Oracle knot)にまとめました。