マクラメの暗号

「昔、マクラメは紐を使った魔術だった。編み目模様や編み方に宇宙からの暗号が隠されている」

「マクラメはかつて紐を使った魔術だった。」これは私の勝手な考察ですが、結び目や紐で思いつく儀式関連や魔術的要素があるものは実にたくさんあります。例えば、神社のしめ縄飾り、水引結び、縄文土器の模様、またケルズの書(写本)に記された結び目模様、ペルーで発見されたのキープと呼ばれる紐文字、両手の指に引っ掛けて編み上げる立体的図形、昔から伝わるあやとりなどはどうでしょうか?

物質を束ねたりするという実用的な用途ではない紐の使い方として、装飾編み(マクラメ)というのは何かそこに秘密の暗号が隠されているように思えるのです。

マクラメとは一体なんなのでしょう?

マクラメ(macramé)とは手で紐を結んだり編み込んで幾何学的装飾模様を作る技法(手芸)のことを指します。

マクラメ作品は紐が作り出す、曲線や直線、紐の交差、結び目によって出来上がる空間、図形による装飾編みをさします。結び目という点と紐という線は、まるでバイナリーコード(コンピューターが理解できる数字言語)のような暗号です。私はこれらの幾何学的装飾模様がまるで宇宙が送ってきた法則やサイン(メッセージ)のように思えてなりません。
 
遠い昔から伝わるマクラメ。無意識にあなたの製作した作品は宇宙に一体どんな暗号を発信しているのでしょう?
 
 

マクラメは旅の途中で出会うエネルギーシンボル

今ではネットなどで国境を越えて手軽にマクラメデザインに出会えますが、昔はそうもいかなかったので、マクラメは旅の途中で出会うエネルギーシンボルのような物でした。

遺跡や道端、市場に、マクラメアーティストが作品を並べて売っているのです。

それは自分の人生のポイントごとに突然現れてくるエネルギーの道しるべ、紐で編み込まれた物質化したエネルギーパターンそのものでした。

それから私は様々な国を旅して、このマクラメという編み印のパターンに出会い、素敵なものにたくさん出会いマクラメの世界に魅了されていきました。

そして、気づいたことがあります。

現れたマクラメシンボル(幾何学パターン)は価値観などの新しいエネルギー形態や学びのテーマを表しているように思えてきました。

紐の魔術マクラメ。自分に必要な学びである幾何学パターン(エネルギーパターン)を見つけ出し自分と統合していく冒険のようでもあります。

紐の魔術・オラクルノット Ⓡ講座ではそれぞれのペースで物語を読み進めながらそこに登場してくる課題やシンボルを実際に製作していきます。その中にマクラメを製作していく上での様々な技術やテクニック、創造性を高めていくレッスンなどが盛り込まれています。最終的にはマクラメという紐の編み目から自分の今の問題を解決していくヒントや、目標や夢へ向かうためのアドバイスを読み解くスキルを育て自分の周りに張り巡らされたエネルギーを読み、編む、創造力という力を操る紐の魔術師を育てていきます。